2021-05-12 第204回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第6号
確保競争の激化によってレアメタル市場の高騰が続く中で、特に上流権益確保にも財政上の制約があるとするのであれば、政府説明の今日の三十二ページにもありましたけれども、我が国の限られたリソースとしてできることというのは、技術力を生かした代替素材の開発ではないかというふうに私は思っております。
確保競争の激化によってレアメタル市場の高騰が続く中で、特に上流権益確保にも財政上の制約があるとするのであれば、政府説明の今日の三十二ページにもありましたけれども、我が国の限られたリソースとしてできることというのは、技術力を生かした代替素材の開発ではないかというふうに私は思っております。
上流権益の確保ということは、これも進めてきているところでございますが、柔軟な融通というのを可能にするためには、仕向地条項、これの一層の緩和若しくは撤廃ということもテーマになってまいりますし、また、アジアのLNG市場の拡大というものと、冬季に増えてくるLNGニーズに即応した形での取引契約というのを進めていけないかどうか、こういうことについて検討を進めていきたいと考えてございます。
だから、一部は上流権益を取る、もう一つは国際協調、技術開発等々があって、一番手っ取り早いというか方法として、やっぱり備蓄というのをベースラインで。で、備蓄制度はあるんですが、私も三十年ほど携わってきましたが、やはり時代が三十年もたつと、あるべき備蓄と、今ある備蓄と今望ましい備蓄とがかなりずれが生じちゃっていると、その辺は臨機応変で変えていくと。
まず、上流権益ですが、レアメタルで非常に困ったことは、多くのものがバイプロダクト、つまり副産物としてしか出てこないということがあるので、専用鉱山もないことはないんですが、物によってはほとんどがバイプロダクトで出てくる。例えば銅のバイプロダクト。 そうすると、どこまでが資源であるか、どこまでが石であるかというのは、要するに経済性で決まっちゃうと。
その中で、ちょっと二つお伺いをしたいのが、上流権益の確保について、それから国際的な枠組みの構築、この二点に関してお伺いしたいんですが。
アジアを中心とする新興国の台頭に伴い、需要量減少により我が国の交渉力が低下する中、上流権益の獲得による自主開発比率の向上や資源の調達先多角化の実現といった対策を講じています。
新興国の台頭に伴いまして、我が国の交渉力の低下、あるいは国際需要の不安定化が顕在化する中で、我が国としましては、上流権益の獲得による自主開発比率の向上、あるいは資源の調達先の多角化などに向けて対策を講じているところでございます。
資源の安定調達に向け、中東や米国との関係を強化するとともに、上流権益の獲得や調達先多角化などの取組を進めていく必要があります。 二十二ページ、二十三ページでは原油と天然ガスの価格動向を紹介しています。 原油価格は、この十年は、中国の需要増加、リーマン・ショック後の金融危機、米国シェール増産などの要因で大きく変動しており、今後も市場動向を注視しなければなりません。
そのためには、上流権益の確保も必要ではないかと思います。ここでも中国は日本の強力なライバルになっております。日本はかつて失敗しましたアラビア石油の権益更新、この失敗をきちんと分析して、その失敗を次に生かす必要があるのではないでしょうか。サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコのIPOも、その意味では検討課題と言えるでしょう。
「新たに形成されるべき中核的企業は、国際競争に耐えうる資産規模・内容を有し、優れた上流権益の獲得を可能にする経営能力を擁するとともに、国際コンソーシアムにオペレーターとしても参画しうる技術力をも併せ持つ存在でなければならない」とか、「我が国の有力な石油・天然ガス開発企業及び当該企業の傘下にある会社が保有する埋蔵量の合計が、欧米の中堅メジャーやナショナル・フラッグ・カンパニー一社分の保有埋蔵量にほぼ匹敵
やはり上流権益にかかわるような企業買収とかあるいは資本提携といったことにはかなりの金額がかかるというのも事実でありますし、これから和製メジャーをしっかり育てていこうと思ったら、目先の小さな権益案件だけではなくて、やはり大きな国営企業に出資をするとか、そういったことも視野に入れていかなきゃいけない。
政府といたしましても、米国からのシェールガス、LNGの輸入の実現や、また日本企業の上流権益の確保などを通じた供給の多角化、またLNG産消会議というものを日本で産出国と消費国両方来ていただいてやっておりまして、昨年が三回目、今年が四回目、秋に予定をしておりますけれども、こういう産消会議などを通じまして、消費国間の連携強化といったような価格競争力を高めるというようなことを今までやってきております。
そのために、政府といたしまして、米国からのシェールガス、LNG輸入の実現や日本企業の上流権益の確保等を通じた供給源の多角化、LNG産消会議の開催を初めとする消費国間の連携強化等を通じた買い主側の交渉力の強化に取り組んでいるところでございます。
低廉な天然ガスの調達に向けては、米国からのシェールガス、LNG輸入の実現や、上流権益の確保等を通じた供給源の多角化、消費国間の連携強化等を通じた買い主側の交渉力の強化に取り組んでいます。 ガス導管の整備については、今回の法案において、国が導管整備に係る事業者間の協議を命令、裁定できる制度などを創設します。
さきの通常国会でJOGMEC法を改正いただきまして、リスクマネーを供給することで上流権益をしっかりと我が国企業が押さえるといったことを初めとして、化石燃料の安定的かつ安価な調達に向けて全力を挙げてまいりたいというふうに思っています。
さらには、災害等の緊急時における燃料等の供給体制の強化や、天然ガスを始めとする資源の安定供給に向けた上流権益の獲得支援等、資源エネルギー安定供給体制の抜本的強化を行ってまいります。 第三の課題は日本経済の再生です。 日本経済は今、少子高齢社会の到来を始めとする構造的な問題を抱え、さらに、急速な円高や電力需給問題により産業の空洞化の懸念も高まっております。
さらには、災害等の緊急時における燃料等の供給体制の強化や、天然ガスを初めとする資源の安定供給に向けた上流権益の獲得支援等、資源エネルギー安定供給体制の抜本的強化を行ってまいります。 第三の課題は、日本経済の再生です。 日本経済は今、少子高齢社会の到来を初めとする構造的な問題を抱え、さらに、急速な円高や電力需給問題により産業の空洞化の懸念も高まっております。
続きまして、石油、天然ガスの安定供給、確保ということでありますけれども、これは、JOGMECを通じて、今回、我が国企業による上流権益獲得に対する支援ということで、三次補正と二十四年度の当初予算を合わせて四百七十九億円ですか、かなり措置されているわけでありますが、具体的な取り組みについてお伺いいたします。
この後、先ほど、よく分からないエネルギー政策の見直しについてちょっと深掘りをさせていただきたいと思っておりますが、余り時間がないんですが、今年度予算におきましては、石油、天然ガスの安定供給確保のための予算、あるいは上流権益の獲得に対する支援、これらが計上されております。
我が国として上流権益の獲得をこういう状態では行っていくことが困難であるということを踏まえて、今回の改正をさせていただいているわけであります。 資源獲得競争が国際的に今後ますます厳しさが増してくるということになれば、国際競争に耐え得る資源規模、経営力、技術力等を備えた資源企業を育成強化することが極めて我が国の資源獲得にとって重要なことになってくると思います。
この法案によりまして、JOGMECの機能が強化されることで、さまざまな上流権益の獲得や資産買収等が進むことが期待されておりまして、これによりまして我が国の上流企業の育成強化をさらに加速化してまいりたい、実践を積んでいくということが大事だ、そう考えております。